2014年4月20日日曜日

小さな赤いビー玉


といっても、ジャック・ドワイヨンの映画のことではない。今夜、見てきた『ガチゲキ!! vol.2』——東京の王子小劇場でやっている演劇祭の話である。主催者の紹介文をそのままコピペすると、

シェイクスピアをテーマに、6劇団が競演するコンペ形式のフェスティバル!1公演2劇団による「2作品ワンセットのガチバトル」公演。終演後には観客投票を実施し、即日開票にて勝敗を決定します。

というものだ。

そして俺が見たのが、劇団鋼鉄村松「家族がやたら恋愛に理解のあるロミオとジュリエット」vs 劇団だるめしあん「ぼくの彼女がこんなに浮気なわけがない」の対決の回。観客は小さな赤いビー玉と青いビー玉を1個ずつ渡され、2作品を見た後、自分の支持する作品に投票する。ちなみに、劇団鋼鉄村松が良いと思った人は赤い玉を投票し、劇団だるめしあんが良いと思った人は青い玉を投票。

「鋼鉄村松」の作品はそのタイトルからもなんとなく想像がつくと思うが、テレビでやりそうなひと捻りしたアイデアで押し切るコント風の芝居。一方「だるめしあん」の作品は原作の「オセロー」を換骨奪胎した学園ものコメディだった。演劇作品としてのオリジナリティで判断するなら、勝負はほぼ決しているようにも見えたが…

双方の芝居の中身をめっちゃ強引に要約すると「みんな純愛ストーリーが大好きだよね」と朗らかに語る鋼鉄村松に対し「ヤリマン女子高生にだって言い分がある」と熱く主張するだるめしあん…

観客はどちらに共感するか?

やはり、勝負は決まっていたのか?

そう、俺の当初の感触とは真逆で、鋼鉄村松の完勝だったのだ!

俺がどちらに一票を投じたかは、手元に残ったこのビー玉の写真通りである…にしても…だから…民主主義なんて嫌いなんだ!!!

(でも、このイベントはとっても楽しく、お薦めです!)