2015年3月20日金曜日

トラック野郎

「望郷一番星」と「度胸一番星」のポスター
新文芸坐の追悼「菅原文太」特集、本日は「トラック野郎 望郷一番星」(1976)と「トラック野郎 度胸一番星」(1977)の二本立て。菅原文太(一番星こと星桃次郎)と愛川欽也(やもめのジョナサンこと松下金造)のコンビがトラック運転手として旅をするという東映のプログラムピクチャーである。

主役の桃次郎は独身だが、相棒の金造は子沢山の家庭持ち、奥さんの君江(春川ますみ)を川崎の借家に残して働き、新築の一軒家を買うのが夢だという。ある日、桃次郎と金造が、君江と子ども10人の待つ家へ帰って来た。皆でにぎやかな食事をした後、君江は金造と二人きりになりたくて、出かけようとする桃次郎に子守りを押し付ける。
新文芸坐の名物サグーンロール、旨い!
桃次郎が「風呂へ行ってくる」と言うと、君江は「子どもたちを連れてって」と言う。桃次郎は「風呂は風呂でも、トルコ風呂だ!」と断る。トルコ風呂というのは今でいうソープランドである。君江は「トルコ風呂だって風呂には違いないだろ」と譲らない。そこで場面が切り換わるのだが、たいてい普通はそこで、近場の遊園地でソフトクリームでも舐める桃次郎、そのまわりで遊ぶ子どもたち、なんてシーンを予想するよね?

だが、この映画は真っ赤に内装された銭湯のような空間――トルコ風呂の浴場――に場所を移してしまう。そこにはトップレスの泡姫も数名現われ、素っ裸の子どもたちと仲良く遊んだりしていて…一方の桃次郎は半分ふて腐れている…とまぁそんなシーンに続く。昭和の映画ならではのおおらかさというか…すごいな… ^^;