2015年4月21日火曜日

春の演劇週間

覚書きなので、言葉足らず、あしからず。

4月10日 あやめ十八番「長井古種 日月」日暮里d-倉庫
*この作品は総合芸術としての演劇を志したというよりはちょっとした芝居仕立てのショウとして受け取るべきなんだろうな、と思った。でないと、演劇だけでなく、劇中で語られる映画や映画狂のイメージ、音楽やロックスターのイメージなどにしてもあまりに恣意的で安っぽく見えてしまい、これらに愛情をもっている人に不快感を与えかねないと思ったのだが…そんなことない?

4月15日 劇団だるめしあん「あの子の飴玉」王子小劇場
*2015年の東京にこの作品が生まれ落ちたのは僥倖というべき!フェミニズムをかっ飛ばして、まさに東京の演劇、というか東京のための演劇だと思う。坂本鈴は「こじらせてるけどね」と付け加えるかもしれないが。

4月17日 3匹が着る「鳥獣戯画版・好色五人女」Gallery&Spaceしあん(上野)
*古民家の庭や座敷を上手く使って工夫を凝らし、古典的な話をいかに楽しんでもらいたいかという気持ちが伝わってきたし、アットホームな雰囲気もとても良かった。ただ、一つ留保を付けて譬えるなら、甘いケーキのようなお菓子ならみんな喜んでくれるんじゃないかと努力した結果、砂糖やチョコやクリームを使いすぎてしまったという感じがなきにしもあらず。1時間50分の作品だったんだけど、これを半分くらいの尺に収めて、あと半分は、あられや煎餅、和菓子だったり、あるいは渋いお茶だったり香り高いコーヒーだったりも出したほうが、全体のバランスが良くなったかも…

4月18日 劇団きらら「ぼくの、おばさん」王子小劇場
*王子小劇場では15・16日が「あの子の飴玉」のみ、17〜19日は「飴玉」と「ぼくの、おばさん」を交互に上演した。俺は初日に「飴玉」を見て、この日「おばさん」を見て、その翌日にもビデオ撮影のためにうかがって2作品を連続して見たのだが、だるめしあんの連中の演技が妙にきららの影響を受けているように見えたのは気のせい?(笑)きららは俳優の所作にマイムを取り入れているらしく、スムーズな身体の動きと発話発声の妙を楽しむものとして成熟した舞台作品に仕上げていた。大人の演劇っていう感じ。

4月18日 神奈川県庁本庁舎大会議場短編演劇集 theater 045 syndicate「音」ほか(横浜)
*演劇だけでなくダンスショウなども含めて各30〜40分の舞台が4作品あったが、「音」は単独作品として勝負できる。あの教師役の役者さん、はまってたね。素晴らしかった。舞台自体がもっと低い位置のほうが良かったけど、会議場の空間の使い方はとても良かったと思う。俺は舞台脇の席に座って失敗した。^^;