2015年4月23日木曜日

演劇の値段

俺はそんなに多く見てるわけではないので「演劇好き」の感覚ではないのかもしれん。でも、だから逆に「素人」の感覚ではあると思う。たとえば、1,000円だったらもう楽しく感じられたらなんでもオッケー。2,000円だったら、なんというか普通に、等身大の感覚で演し物を評価すると思う。そして、3,000〜3,500円という俺の知る小劇場の標準的設定だと、見る前からそれなりに頑張ってお金を出している気分になるから、たとえば、作品の芸術性・娯楽性以外の部分、公演の運営などにスキがあるとそこも突っ込みたくなる。5,000円に近づくと、俺の場合、たとえ個人的に誘われても基本辞退するところから検討が始まる。もし、出かけたとしたら、娯楽的な満足では元がとれたとは感じないだろうし、記憶に残るようなインパクトを求めてしまうからだ。ただでさえ口が悪いのに、行ってもロクなことにならない。ましてや、5,000円を超えると、こんどはもう1万円でも大差ない気がする。最近だとピーター・ブルックの日本公演が5,500円だったらしい。あれなら誘われたら行っても良かったかな?それくらい5,000円の閾というのは深く存在する感じだなぁ。

で、参考に先日の記事に書いた演劇週間の作品にいくら出したかというと…

「長井古種 日月」2,800円(前半割引、当日券3,200円)
「あの子の飴玉」2,000円(2作品で4,000円、当日券は1作品3,000円)
「ぼくの、おばさん」2,000円(2作品で4,000円、当日券は1作品3,000円)
「鳥獣戯画版・好色五人女」2,000円
「神奈川県庁本庁舎大会議場短編演劇集」3,000円

そして、この主催者の決めた金額というのは、俺個人の懐具合とも別に、主催者が自分たちの演し物をどう認識し、観客をどう考えているかということも反映しているに違いない。そこには文化・芸術に対する見識というものも透けて見えるはずだ。まぁいずれにせよ、よっぽどのことがなければ、5,000円を超える金は出せないな。俺はね。