2016年5月2日月曜日

階級構成とは何か

廣瀬純編著『資本の専制、奴隷の反逆』(航思社)の刊行を記念して行われた対談で、廣瀬氏は次のように語る。「反原発運動、反安保運動の真の敵は安倍でも経団連でもなく、連合[日本労働組合総連合会]であり、連合のような組織によってその利益が代表されている人々だったと言えるはずです。今日、[1%対99%というスローガンが叫ばれるが、その]99%のうちには、自分の労働力を資本と等価交換できている「労働者」と、あからさまな不等価交換を強いられている「奴隷」とがいる。原発再稼働や武器輸出自由化、新安保体制はいずれも労働者を利する措置にほかならず、逆に、これに反対するとは、労働者に対して階級闘争を挑むということです。反原発にも反安保にも、労働者に対する奴隷の反逆という側面があった。[中略]いずれにせよ、反原発も反安保も99%がみずからを二つに割る運動だった、階級分裂を通じて新たな階級が構成される運動だったということです。」つまり、反原発や反安保といった政治運動が現代日本のどのような経済基盤のもとにあるかを考えるなら資本主義はいまだに強固な壁であり続け、世界的にも、資本主義的帝国主義的暴力の問題は何一つ解決していない、という…