2016年7月27日水曜日

相模原の殺傷事件

by Carios Latuff
相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺され、26人が重軽傷を負った事件。犯人の経歴や動機が明らかになるにつれ、今までにないタイプの凶悪犯罪として注目を浴びている。現在、知られている情報からみると、これは「ヘイトクライム」と呼ぶべきもので、思想的犯罪だという痕跡もある。ヘイトクライムという言葉自体はアメリカの人種差別問題に使われている用語だが、優生思想や反ユダヤ主義を背景にナチスが行ったホロコーストにまで遡って考えることもできる。衝動的な犯罪ではなく、局所的問題にとどまらないところが恐ろしい。つまり、単独犯による死者19人の虐殺事件が集団化組織化されたものに成長し、19万人の被害者を生みだす可能性だってあるということだ。近年、問題となっている在日韓国人へのヘイトスピーチなどがその導火線にならない保証はどこにもないと思う。