2016年10月12日水曜日

殺人出産

村田沙耶香 著、講談社文庫、520円+税
いや、これは凄かった。タイトルとカバー挿絵と本の薄さ(=安さ&読み易さ)で衝動買いしたけれど、期待以上のおもしろさ。一種の近未来SFだよなぁと思いつつ読み始めて辿り着いたのはバタイユ、みたいな小説でした。正味110ページほどの中編ながら、味わいは濃厚。これ、映像化するより演劇として見てみたい。「世界の変化は止められないわ。いくら叫んでみたところで、『更生』されるのはあなたのほうよ。あなたが信じる世界を信じたいなら、あなたが信じない世界を信じている人間を許すしかないわ」誰か、舞台化してください。見に行きます。