2016年10月3日月曜日

佐野元春によるSEALDs論

ローリングストーン日本版 2016年10月号所収
以下は、ローリングストーン誌の記事「SEALDsはなぜここまで嫌われたのか」(執筆:ジョー横溝)で紹介された佐野元春の見事な、詩文的コメント。「SEALDsは嫌われたんじゃない、怖がられたんだ。いつの時代でも、自由な存在を怖がる連中がいる」という言葉が問題の核心を突いている。

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「SEALDsはなぜここまで嫌われたのか」

てっとりばやく思う

連中は、疎ましかったんだろう
SEALDsの遠慮のない若い賢さが
SEALDsの希求する刹那が
SEALDsの気ままな無頼が

連中は、目障りだったんだろう
SEALDsの不規則な若い正しさが
SEALDsの粗放な思想が
SEALDsの身軽な自立が

連中は、イラついたんだろう
SEALDsの野蛮な若い誇りに
SEALDsがかばう正義に
SEALDsが描く愛国への憧憬に

SEALDsは嫌われたんじゃない、怖がられたんだ
いつの時代でも、自由な存在を怖がる連中がいる

佐野元春