2017年4月16日日曜日

憎悪の論理

ベストセラー作家として知られる百田尚樹氏のツイートが話題だ。昔、日本が第二次大戦に突入したときも、百田みたいなアジテーターが怒鳴ってたんだろうなと、正直、うんざりした。あと、それとは別に思ったことが一つ。彼は、もし日本が北朝鮮の攻撃を受けたなら「テロ組織を作って」北朝鮮に反撃するのではなく「国内の敵」である「売国議員と売国文化人」を「潰す」と言う。その歪な論理が百田だけでなく、日本の右派勢力の本質にあるような気がした。おそらく、日本の戦後社会が啓蒙してきた民主主義や平和主義が心底嫌いなのだ。そのルサンチマンこそが彼らの政治性の原理であり、そこになんらかの思想が根付いているわけではないのだと思う。民主主義に対立するから国家主義を唱え、平和主義に対立するから軍国主義を志向する。だから、ミサイルを撃ち込んだ北朝鮮よりも共産党の志位和夫のほうが「憎い」のである。彼らがそういう「憎悪の論理」で行動しているということは理解しておいたほうが良いのではないか。