2017年6月22日木曜日

思想なき国ニッポン

Carlos_Latuff
それにしても小池百合子なんかが、けっこうマジに人気があって愕然とする。彼女、ゴリゴリの右翼で日本会議のメンバーだし、でも、東京都民はあまり気にしないらしい。まぁ石原慎太郎に4期も知事をやらせたくらいだから不思議じゃないか。ただ、だからといって東京都民の大半が右翼思想支持かというと、たぶん、そうじゃない。それで、いろいろ考えたのだが、結局、東京都民ひいてはもしかしたら日本国民って、思想はもってないけど「右翼っぽい態度」が好きなのかも、と思った。橋下徹とかもそうだよね。中身はチャランポランなのに「断言する」人に惹かれる。でもさ、それってほんとヤバい。石原知事は東京をメチャクチャにして逃げて行ったし、小池知事も豊洲問題をごまかしかねない。で、逆に言うと、最近「左翼」というレッテルが悪口になったりするけど、あれもたぶん「左翼っぽい態度」なんだろな。悪口自体に中身はなくて、実質「(俺の好きな安倍首相を批判する)お前が嫌い」の言い換えだったりする。そこに思想なき国ニッポンの難しさがある。でも結局は、地道に思想を育てないといけないんだと思う。それは特定の思想を教育するという意味ではなく、個々人が「主体」をもつということ。主体というのは責任の所在であり、そこを土台にして物事を学んだり世界についての想像力を働かせたりすること、かな。まぁ主体というのは近代の概念だから近代思想ではあるけれど、現代社会が近代システムで動いている以上、基礎概念として扱うのはいたしかたない。その上で、近代批判を積み上げていく必要もあるとは思うけどね。