2018年3月18日日曜日

再生ミセスフィクションズ 2

Mrs.fictionsの芝居がおもしろいのは、昨日見た短編4本、みんなそうだったけど、男社会に女が闖入し、その閉ざされた男社会が崩壊するというところだ。男女の二人芝居ですらそう。男はある種の社会的類型性を表象する存在(高校の野球部員、応援団員、ホームレス、舞台俳優)で、一方の女は実に、自由。女は組織の一員であることもあればそうでないこともある。だが、彼女らは自分の権利を主張し、意志を表明し、みずからのココロに忠実に、恋をする。彼女らは自由に振舞うことによって男社会を破壊すると同時に、(男らに)愛を与える。つまり、破壊の女神であるという一点においてヒロインとして輝くのだから、おそらく、Mrs.fictionsの芝居は男社会の封建的性格をコミカルに描いているかにみえ、実はシンプルなフェミニズム思想を内包しているのである。そして、彼女らの自由な行動こそが疲弊した社会を再生する希望なのだ、と語りかけているようにも思う。

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